よくある井戸水のトラブル

井戸水は年間を通じて温度が安定し、電気代・CO2排出量を抑えられる優れた冷却熱源ですが、
水質や水量は井戸ごとに異なるため、赤水やスケール詰まりといったトラブルが起こることがあります。
赤水(茶色く濁った水)
赤水(茶色く濁った水)
井戸水に含まれる鉄分・マンガンなどが酸化することで水が赤褐色に変色する現象です。
配管の見た目の問題だけでなく、機器内部への鉄分・マンガン分の付着が進むと、後述のスケール詰まりや腐食の原因にもなります。
スケール詰まり
スケール詰まり
井戸水中のカルシウム・シリカ・鉄分などの成分が配管や熱交換器の内面に固着し、水の通り道を狭くしていく現象です。
放置すると冷却能力の低下や、ポンプ・配管への負荷増大につながります。
腐食による漏水
腐食による漏水
スケールの下で進行する腐食(すきま腐食)により、配管や熱交換器にピンホール(微小な穴)が生じ、そこから漏水が発生するケースです。
銅製配管を使用する熱交換器では特に注意が必要です。
水処理液「e-ポリポリ酸」による
防錆・スケール溶解・析出防止で、トラブルの予防・改善へ

井戸水の水量・水質を診断し、状況に応じた水処理を行うことで、
赤水・スケール詰まり・腐食による漏水などのトラブルの予防・改善が期待できます。

すでに設備を導入されている場合も、水質や設備の状況を確認したうえで、適切な対策をご提案いたします。

スケールと腐食を抑え
配管トラブルを防ぐ
水処理液「e-ポリポリ酸」
水処理液「e-ポリポリ酸」を添加して井戸水中の鉄イオンを鉄錯体化させているため黒っぽく見えていますが、これは赤水がそのまま黒く変色したものではなく、鉄分を処理している過程を示しています。
井戸ポンプ洗浄作業写真
鉄分濃度の高い井戸水を使用する現場での井戸ポンプ洗浄作業の様子

井戸水のトラブル対策の流れ

白山テクノサービスの対応フロー
1
水質分析
対応フロー|水質分析
まず井戸水の水質・水量を調査します。pH・鉄・マンガンなど主要な水質項目(JRA-15項目+マンガン等)の分析に加え、必要に応じて浮遊物(濁り成分)の分析も行い、トラブルの原因や設備導入の可否を客観的なデータで把握します。
2
処理方法のご提案
対応フロー|処理方法のご提案
分析結果をもとに、水処理剤(e-ポリポリ酸等)による防錆・スケール対策、フィルターや軟水化装置の設置、井戸の清掃・洗浄など、現場に適した処理方法をご提案します。水質が良好な場合は、簡易的な処理や無処理での運用をご提案することもあります。
当社の水処理剤「e-ポリポリ酸」は、熱交換器や配管に付着したスケールを溶解するとともに防錆効果も備えた製品です。
3
実 施
対応フロー|導入
ご提案内容にご納得いただいた上で、井戸水クーラーや水処理設備の設置工事を行います。
設備の選定は、必要な冷却能力・設置スペース・電源状況などに応じて最適な機種・構成をご提案します。
4
アフターフォロー
対応フロー|アフターフォロー
導入後も、定期的な水質チェックやメンテナンスにより、スケール・腐食などのトラブルを未然に防ぎ、設備を長期にわたって安定稼働させるためのサポートを継続します。

水質・水量条件が整わない場合の
代替提案(GHPチラー)

井戸水の水質が著しく悪い場合や、必要な冷却能力に対して水量が不足する場合には、
GHPチラーとの組み合わせ、またはGHPチラー単独での導入をご提案します。

井戸水クーラーだけでは不足する冷却能力をGHPチラーで補うことで、現場に必要な冷却能力を確保できます。

水質・水量条件に応じた
組み合わせ提案
井戸水クーラー
水量に応じた基本の冷却
+
GHPチラー
不足分を補完
(水質・水量が整わない場合)
=
必要な冷却能力を確保
現場に合わせた最適な冷却システムをご提案いたします
GHPチラーの機種・能力・費用は、必要な冷却能力や
現場条件(都市ガス・LPGの別、設置スペースなど)に応じて個別に選定し、お見積りいたします。
井戸水クーラー単独での導入が難しい現場でも、水質・水量や設置条件に応じて、
GHPチラーとの最適な組み合わせをご提案いたします。導入をご検討の際は、まずはお気軽にご相談ください。

GHPチラーと井戸水クーラーの
冷温水循環の仕組み

GHPチラーは、ガスエンジンでヒートポンプを駆動して冷房用・暖房用の冷温水を生成する設備です。
生成した冷温水は配管を通じて井戸水クーラー側の水回路へ送られ、
熱交換を行ったのち再びGHPチラーへ還水するという形で循環します。

夏季は冷水、冬季は温水を供給することで、井戸水だけでは不足する冷却・加温能力を補い
工場全体の空調ニーズに対応することができます。

GHPチラー ⇔ 井戸水クーラー 
冷温水循環イメージ
GHPチラー
冷温水を生成
冷温水を供給(往き)|熱交換後に還水(戻り)
冷温水を供給(往き)|熱交換後に還水(戻り)
井戸水クーラー
冷温水を受けて
冷房・暖房に活用
キュービクルの増設を行うことなく、
年間を通じて電気の基本料金を抑えたまま必要な空調能力を確保することができます
電気エアコンで冷暖房能力を賄おうとすると、契約電力(デマンドピーク)が上昇し、
受変電設備(キュービクル)の増設が必要になるケースが少なくありません。
一方でGHPチラーはガスエンジンで圧縮機を駆動するため、
稼働時間帯や季節により都市ガス・LPガスの使用量は増加するものの、電力のデマンドピークはほとんど上昇しません。
導入事例
工場内の作業環境改善と省エネ空調の両立を実現
井戸水クーラー+GHPチラー
(金属加工業のお客様)
井戸水だけでは不足する冷却能力をGHPチラーで補い、必要な冷却能力を確保。
水質・水量診断に基づく機種選定と設備の組み合わせにより、
工場内の作業環境改善と省エネの両立を実現しました。
施工前の工場外観
金属加工製品を製造するお客様の工場では、夏場の工場内の暑さ対策・作業環境改善を目的に、空調設備の導入をご検討いただきました。
白山テクノサービスにて現地調査・水質診断を実施したうえで、工場の規模・必要な冷却能力に応じて、井戸水クーラー4台とGHPチラー(パナソニック製)を組み合わせる計画をご提案し、2026年6月から7月にかけて設置工事を行いました。
井戸水クーラー+GHPチラー導入工事写真
井戸水クーラー+GHPチラー導入工事写真
井戸水の状況は現場によって異なるため、水質診断の結果次第では
水処理剤の追加提案やメンテナンス計画のご案内も行いますが、
本事例では水質・水量ともに安定しており、スムーズに導入・稼働開始まで進めることができました。

無料診断・現地調査受付中

赤水・スケール詰まり・腐食による漏水など、井戸水の水質や設備トラブルで
お困りの際は、まずは白山テクノサービスまでお気軽にご相談ください

電話076-255-7485
平日 9:00〜17:00
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