白山テクノサービスの井戸水クーラー

井戸水クーラーは、地中でほぼ年間を通じて安定した温度を保つ井戸水を熱源として利用し、
圧縮機を使わずに送風・熱交換だけで工場やプラントの室内を冷却する省エネ型の空調設備です。
電気エアコンのように冷媒を圧縮するプロセスがないため、消費電力を大きく抑えながら大風量の冷房が可能になります。

井戸水クーラーのメリット

01
電気代を大幅に削減
圧縮機を持たないため消費電力が電気エアコンの数十分の一程度で
済み、電気代・契約電力(デマンド)の抑制につながります。
02
CO2排出量の削減
消費電力量が少ない分、CO2排出量も大幅に抑えられ、
脱炭素・省エネ対策としてアピールできます。
03
本体価格も抑えやすい
同等の冷却能力を持つ高効率電気式業務用エアコンと比較しても、
本体価格が同等以下に収まるケースがあります。
04
夏冬両方で活躍
夏季は冷房、冬季は10℃前後の予備暖房として活用でき、
土間冷え対策など通年での労働環境改善に貢献します。
05
豊富な機種ラインナップ
直吹き・ダクト接続・スポット・防爆対応まで、現場の規模や
用途に応じた機種を選定できます。
06
熱交換器のスケール・腐食対策も万全
自社開発の水処理液「e-ポリポリ酸」により、防錆・スケール
溶解・スケール析出阻止までを一貫してサポートします。
07
キュービクル増設が不要なケースが多い
消費電力がわずかなため、大容量の電気エアコンで起こりがちな
契約電力の増加による高圧受電設備(キュービクル)の増設・更
新工事が不要になりやすい点も見逃せないメリットです。
井戸水クーラー

導入費用の目安

井戸水クーラーの導入費用は、「本体価格」と「工事費(据付・配管・電気工事・井戸掘削等)」に分かれます。
工事費は現場条件により変動するため、ここでは本体価格(機器代)を中心とした目安をご紹介します。
井戸水クーラー「SC-N246E5」
冷却能力67.7kW・制御盤付き
約270万円
同等の 冷却能力
同等の 冷却能力
高効率な電気式業務用エアコン
24馬力相当 × 3台
約405万円
井戸水クーラーと高効率電気式業務用エアコンの比較
比較項目 井戸水クーラー
SC-N246E5
電気式業務用エアコン
(同等能力)
冷却能力 67.7kW(60Hz) 67.0kW
冷房時消費電力 0.75kW 約21.4kW
本体価格(税込) 約270万円 約405万円
年間電力量料金 約4.5万円 約128万円
年間デマンド(基本)料金 約1.9万円 約55.2万円
年間電気料金合計
(電力量+デマンド)
約6.4万円 約183.7万円
年間CO2排出量 約0.65t-CO2 約18.6t-CO2
  • 電気式業務用エアコン:ダイキン工業株式会社「VRV Aシリーズ」室外機 RXYP670FA、同クラス天井埋込ダクト形室内機 FXYMP224MJ×3台の構成で比較例。
    室外機・室内機(3台)を合わせた定価(メーカー希望小売価格)の合計が約809万円となりますが、業務用空調機は実勢の販売価格が定価より大幅に安くなるのが一般的です。
    ここでは実勢価格の目安として定価の50%(半額)で試算し、本体価格は約405万円としています。
    実際の販売価格は販売店・時期・数量・値引き交渉等により変動するため、正式な比較には個別の見積り取得を推奨します。
  • デマンド(基本)料金は、契約電力(kW)に応じて毎月発生する固定費です。
    ここでは北陸電力「高圧電力A」の基本料金単価(2,151円/kW・月)を用い、各設備の消費電力がそのまま契約電力の増分になると仮定して試算しています。
  • 電力量単価30円/kWh、CO2排出係数0.434kg-CO2/kWh(環境省全国平均代替値)使用。
見落としがちな
「デマンドコスト」の差
電気代というと使った分だけかかる「電力量料金」に注目しがちですが、
業務用の電力契約にはもう一つ、契約電力(kW)に応じて毎月固定でかかる「デマンド(基本)料金」があります。
年間デマンド(基本)料金の比較(試算)
年間デマンド(基本)料金の比較(試算)図
  • 北陸電力「高圧電力A」の基本料金単価(2,151円/kW・月)を使用し、各設備の消費電力(井戸水クーラー0.75kW/電気エアコン約21.4kW)がそのまま契約電力の増分になると仮定して算出
電気エアコンは稼働時の消費電力が大きいため、契約電力を押し上げてこのデマンド料金も増加させやすいのに対し、井戸水クーラーは消費電力がごくわずかなため、デマンド料金への影響もほとんどありません。
年間デマンド
料金の差
約53万円
年間電力量
料金の差
約124万円
年間電気料金
合計の差
約177万円
CO2排出量削減効果
年間CO2排出量の比較(試算)
年間CO₂排出量の比較(試算)図
  • CO2排出係数0.43kg-CO2/kWh(環境省全国平均代替値)を使用し、「1日8時間×年250日(年間2,000時間)の稼働条件を仮定して年間消費電力量から算出
井戸水クーラーの導入により、年間で約17.9t-CO2の排出量削減が見込めます。
これは、杉の木が1年間に吸収するCO2量(1本あたり約14kg-CO2)に換算すると、杉の木 約1,280本分の年間吸収量に相当する規模です。
脱炭素経営やCO2削減目標への取り組みをアピールする材料としてもご活用いただけます。
※CO2排出量の杉の木換算は、林野庁等で一般的に用いられる目安値を採用
井戸水クーラーなどの設備導入に活用できる
「中小企業経営強化税制(B類型)」のご案内
ダウンロードへ

電気式業務用エアコン導入時に
注意したい「キュービクル」増設リスク

本体価格だけでは見えにくい「追加コスト」
24馬力クラスのような大容量の電気式業務用エアコンを新たに導入する場合、
受電設備(キュービクル)の容量不足により、増設・更新工事が必要となり、
数百万円の追加費用が発生することもあります。
井戸水クーラーは、追加コストの抑制にもつながる
消費電力の少ない井戸水クーラーなら、既存の受電設備を活用できる可能性があり、
こうした追加コストの削減にもつながります。

回収年数の考え方

これまでの試算では、井戸水クーラーは本体価格・ランニングコストの両方で電気式業務用エアコンを下回るため、
「追加投資をランニングコストの削減で何年で回収するか」という従来型の回収年数計算は当てはまりにくく、
導入直後からコストメリットが得られる形になります。

一方で、既設の井戸がなく新たに掘削工事が必要な場合や、配管・電気工事の規模が大きい場合は、
その工事費を年間の電気代削減額で回収する考え方になります。

工事費が300万円かかったと
仮定した場合
年間の電気代
削減額
約124万円
回収年数の
目安
約2.4年
実際の回収年数は井戸の状況・稼働時間・電力単価等によって変動するため、現地調査のうえ個別にお見積りいたします。
導入費用と回収年数を把握するため、まずは現地調査・お見積りをおすすめします
井戸水クーラーは、電気代やCO2排出量の大幅な削減が期待でき、本体価格の面でも有利になりやすい省エネ空調設備です。
一方で、井戸水の水量・水質や現場の工事条件によって、導入の可否や費用は異なります。
導入効果を踏まえた最適なプランをご提案するため、まずは現地調査・お見積りをご相談ください。

導入前に知っておきたい
デメリット・注意点

01
井戸水の水量・水質が前提条件
一定以上の水量・水質が確保できることが必要です。
既存井戸がない場合は新規掘削が必要になり、
その分の工事費が別途発生します。
02
単独では能力が不足する場合がある
必要な冷却能力に対して井戸水だけでは賄いきれないケースでは、
GHPチラー等との組み合わせ運用をご提案します。
※その分の設備費が加算されます
03
水質に応じたメンテナンスが必要
井戸水の成分によっては配管のスケール付着や腐食が生じる場合が
あり、定期的な水質管理・メンテナンスが推奨されます。
※「e-ポリポリ酸」で対策可能です
04
本体価格以外に工事費が別途必要
井戸掘削・配管・据付・電気工事等の費用は
現場条件(井戸の有無、配管距離、電源状況等)によって
変動するため、個別のお見積りが必要です。
白山テクノサービスでは、井戸の水量・水質診断から
機種選定、施工、アフターメンテナンスまでを一貫してサポートしています

熱交換器のスケール・腐食対策

井戸水の水質診断から「e-ポリポリ酸」による水処理まで一貫して対応

井戸水クーラーの熱交換器は配管材に銅を使用していることが多く、井戸水の水質によっては配管内面へのスケール(水垢)の
析出や、それに伴う腐食によるピンホール(微小な穴)の発生が懸念されます。
白山テクノサービスでは、自社開発の水処理液「e-ポリポリ酸」を井戸水クーラーの水処理に活用することで、この課題に対応しています。
水処理液「e-ポリポリ酸」写真
防錆能力
スケール溶解能力
スケール析出阻止
銅製の熱交換器配管においても、スケールの析出とそれに起因する腐食ピンホールの発生を
防止する効果が期待でき、井戸水クーラーを長期にわたって安定稼働させるための重要な
メンテナンス手段となっています。
※「e-ポリポリ酸」は、株式会社白山テクノサービスの登録商標です

水質診断や水処理対策を一切行わずに導入する場合は注意が必要

井戸水の水処理は水質によって必要性が異なり、水質が良好な場合は簡易的な処理や無処理での運用が可能なケースもあります。
白山テクノサービスでは、井戸水クーラーの導入前に必ず水質診断を実施します。水質の状態を正確に把握したうえで、水処理の必要性を判断し、設備に適した対策をご提案いたします。

大手空調メーカーの業務用エアコンで水冷式(水冷媒方式)の製品がほとんど流通していないのは、水質管理・水処理への対応
体制を持たないためメンテナンスリスクを避け、空冷式の電気エアコンのみを製品ラインナップとしているという背景もあります。

白山テクノサービスは、大手メーカーでは対応が難しい井戸水利用設備にも、
最適な対策をご提案いたします

無料相談・工場見学受付中

井戸水診断から設計・施工・アフターメンテナンスまでワンストップでサポートいたします
井戸水クーラー導入をご検討の際は、お気軽にお問い合わせください

電話076-255-7485
平日 9:00〜17:00
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